ファンタジーに方言が不思議とマッチ

主人公の相模竹之丸は、天才的なバイオリンの素質と、誰からも愛される容姿を持つ人気者。しかし、彼にはやらねばならぬ事がある。

「聖女の涙」を集める事で、それは彼の悲しい過去や、生い立ちから来るものだった・・・。

正直、もっとリアルな音楽学校の様子が描かれるかと思ってたけど、そうじゃなくガッカリ。実際に作者もバイオリンを習ったり、専門的な音楽用語が出たりするけどね。

基本ファンタジー。こういう明治期の和洋折衷な雰囲気、お嬢様が集うミッション系の学校物語は好きだから、その点はグッド!

色んなタイプの女子生徒が沢山出てくる。皆、可愛すぎるよ。出身地に合わせた方言を、一人一人きちんと使うとこがすげー。

よく調べたね、これ。私の出身地の方言も合ってたよ。